カテリーナ

ブルース・ブラザースのカテリーナのレビュー・感想・評価

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)
4.5
ジョン・ランディスの傑作

今迄未見だった事をジョン・ランディスに謝りたい ごめんなさい
評判通りこれほど荒唐無稽でナンセンスで 面白い作品見たことない この後に撮る『大逆転』に繋がる数々の名場面は抱腹絶倒
序盤の教会の場面 ジェームス・ブラウンの
『The Old Landmark 』はオーディエンスの一人一人がJBの説教と歌に熱狂し
踊り狂う 画面隅々まで行き渡るクレイジー感にこれは大きいスクリーンの劇場で見る作品だったと確信 そのクレイジーは観客に伝染する
ダン・エイクロイド演じるエルウッドは、免停中で駐車違反116回 スピード違反56回でブラックリストに載っている それを裏付ける
ショッピングモールの中を爆走し 幾つもショウウインドーに激突 破壊しながらパトカーの追跡を振り切る カーチェイスは
全然カッコ良くなくて どちらかと言えば
マンガチックで どうやって撮影したのか
余程腕の良いドライバーのスタントなのか
大量に ガラスの破片を浴びて 尚も暴走は止まらない クライマックスのカーチェイスもそうだけど危険極まりないガラスの破片だけじゃなくて 大量にパトカーを破壊する
亀のように裏返しになったり 横転したり
通りにはパトカーの残骸で溢れ さながら
車の墓場と化す
更に豪華なゲストミュージシャンの出演に目ん玉飛び出る
メンバー集めに寄るダイナーにいるのは
アレサ・フランクリン 大きいバストを揺すりながら パンチの効いた『Think 』を披露し楽器や機材を買いに行く楽器店にはソウルの神様レイ・チャールズが登場 彼のピアノが鳴り出すと バンドのメンバーが演奏し店の外の労働者や子供たちが踊り出す 通りはダンスホールに変身
ご機嫌なナンバーを歌うレイ・チャールズのサングラスにピアノの鍵盤が映るのが最高に粋だった
怒涛のクライマックスではこんなに大勢の人間どうやって集めたの?ってくらい
後から後から わーわー言いながら沸いて出る 領収書をきる監督友情出演にはニヤニヤ
が止まらなかった
キャリー・フィッシャーがジョン・ベルーシに憎しみを込めて機関銃 をぶっ放す姿は
懐かしい レイア姫の面影を纏う
既に二人は鬼籍に入るけれど
ここでは二人が元気な姿を見ることができるのだ
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