太郎

灰の記憶の太郎のレビュー・感想・評価

灰の記憶(2001年製作の映画)
3.9
アウシュビッツのゾンダーコマンドについての話。
同じようなストーリーのサウルの息子よりこっちの方が面白い。終始重く狂ってる。
寿命が延びるというだけで確実に死に近づいていく。そこに同情心や友情なんて関係ない。出てるユダヤ人誰もがまともな精神状態でない、アウシュビッツの恐さを感じる。
ガス室から生き残った少女を黙って助けたことによって、混乱や恐怖心が生まれ精神状態もまともでなくなり変な緊迫感があった。
あまり観られていない作品だが、戦争やアウシュビッツについての映画に興味ある人は観て間違いないと思う。
太郎

太郎