A8

となりのトトロのA8のレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
4.3
トトロ観よーぜ!
昨日、あるシェアメイトからそう誘われ
自分含めたシェアメイトの4人で“となりのトトロ”を観た。
おそらく小学校ぶりにフルで観たのだが、
やっぱりあの時、感じたこの作品への感じ方が違うことに気づく。
この作品では大人には“トトロ”や“まっくろくろすけ”の姿は見えない。かつて見えてたであろうその姿を、大人になったいま見ることはもちろんできないのだ。

あの時の思い出はすべて大きく、雄大で現実味すら飛んでいるほど誇張されていく、、
だがしかし、それは誇張されてもいいじゃないか。そもそも誇張されているかどうかも今になっては確かめようのないこと。だからそんなことどうだっていい、大事なのはあの時感じた“すべて”ではないだろうか。
そこからいまの自分は育っていったのだから。

あの時感じたこの作品の愉快さ、冒険心、印象的な音楽とかわいいトトロたち、、

いま大人になって感じたのは
お父さんの姿だ、、
そして彼目線で観てしまう→かわいい娘たちと愛する奥さん。
今は病気になり療養中で、お父さん一人で娘たちを見守る、入浴シーンで子供たちが新たに引っ越してきた家を怖がるシーンで
“笑えば怖いものも飛んでいく”ということで大笑い、その姿を見た娘たちも大笑い、、
このように健気にも優しいお父さんの姿と彼目線で物語を観てしまう、自分が大人になったという成長をすごく感じた。
“あゝ俺もいつの日か大人になっていたんだな”と。

そして、この作品をみて今まで特に感じていなかった“結婚”そして、“家族をつくる”その意識を持つことになった。
ついには彼女を奥さんとして考えて観てしまうように、、

幼少期観た作品を、こうして大人になって見返すことって
素敵なことだな。
そして大人になった自分を、
触ることのできないはずの大人になった実感をこの手でを確かに感じることができた。

みんな途中で寝ちゃったみたいだ、、。
この作品を観たシュチュエーションも混みで忘れることのできないいい経験🙆‍♂️
A8

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