【太陽を手に入れろ】
平均4.1の評価は伊達じゃない。
調べてみると、当時興行成績こそふるわなかったものの、後世になってから評価があがり、今では邦画史の上位に君臨する作品として位置付けられているようです。
この映画は驚くべきことに過激な描写や斬新な設定が取り上げられていますが、皇居前でのバスジャック等色んな箇所での撮影がゲリラ的に行われたことも有名で、そのあたりの事実を知ってからこの映画を見るとこの作品がいかにすごいのか分かることでしょう。
(とはいえ、私はそういう知識は観終わったとに仕入れたので驚きの連続でしたが笑)
原子力爆弾を作ってしまったある理科の教師と警察との攻防を描く物語。
まず、出演者が豪華なのでそれだけでみる価値はありそうですが(水谷豊が若い)、なんといっても印象に残るシーンが多い!
皇居前のシーンしかり、カーアクションしかり、50億円をビルから投げるシーンしかりゲリラてきに撮影が行われたところは鮮明に記憶に残ること間違いなし。
また原子爆弾を作った教師の最初の要望が野球中継を9時に終わらせるな!ってことやラジオで意見を募集するなど、犯人像が斬新で面白い。
さらにローリングストーンズを映画に絡ませてきたりなど、書き足りないほどです。
クライマックスの菅原文太演じる刑事と、犯人たる沢田研二の攻防も名シーンでした。
この映画撮影にあたっては逮捕者も複数でるなど、本当に凄い作品だったのでかなりオススメです(見てる方は既に多そうですが…)
2017.1.27