クライムサスペンス
話の流れ方が特徴的
ポラロイド写真が振られる
振って乾かすポラロイド
あれれ、だんだん色褪せていく…
マジックか? プレステージとか、そういう映画なのか?
⁇ と思いきや時間が巻き戻っている様であることが直にわかる
インセプションやインターステラで見せた時間に対するこだわりの映画なのか?
流石にずっと逆回しではなかったが、最初の場面にたどり着いた理由を求めて細切れの時間を見せながら少しずつ遡っていく
主人公は今の記憶力が超弱いという設定だが、見ている方も一歩進んで二歩戻る様な展開を何度も何度も繰り返して見せられるので短期記憶を要求されて面倒だ
面倒なところが面白いのだろうけれど
最初から目立つ頬の傷が消えた(正確には傷つく前)ところまで遡って映画は終わる
主人公も台詞で、書き留められていない記憶は不確かで捏造されるかもと言ってた気がするが、時間を遡るに連れて事実が描写され、確固たる記憶が怪しくなってくるという、そういう所を楽しむ映画だった
唯一得をしたように感じるバーの女主人公の役名は忘れてしまったが、マトリックスのトリニティって事は覚えているという自分は主人公と大差ない
忘れん坊の話として見るならば、博士の愛した数式の方が好き
細切れ巻き戻し手法としてはバンデージポイントの方が開始点がずれないので楽
ダンケルクもこの手法の進化点にあるのだなと今思いあたった