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メメントのmasaのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
4.0
面白い。
時系列が、終わりから始まりへ逆になっている作品としてはギャスパー・ノエの『アレックス』などもそうですが、これも、よく考えられていてメチャクチャ面白かった。

クリストファー・ノーラン監督。監督の弟のジョナサン・ノーランの短編が原作。ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出していく。

前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に見舞われた男が、最愛の妻を殺した犯人を追う。

ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード(ガイ・ピアース)。ある日、何者かが家に侵入し、妻が強姦されたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードはショックで記憶障害となってしまい…
彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていくが……

記憶が、10分間しか持たない。
そんなばかな…と思って観ていたら、説得力のある描写とよく考えられた脚本
に最初から最後まで引き込まれた。
さすが、クリストファー・ノーラン。

自分の体にタトゥーを刻みつけてまで、犯人を追うガイ・リッチーがかっこいい。

果たして犯人は、真相は…
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