カイザーソゼ

メメントのカイザーソゼのレビュー・感想・評価

メメント(2000年製作の映画)
4.8
『まるで逆さま』

オープニングの逆再生とこの言葉ではじまる映画『メメント』のロジック。
逆再生にすることで主人公レナードの短期記憶喪失を味わうような脚本となっている!
観ている人のほとんどが記憶障害はないだろう。しかし、しっかり覚えてるはずの内容が数分後には…
『あれ!?なんて言ってたんだっけ?』
『どうしてこんな行動をしたんだっけ!?』
と混乱する。
まるでパズルのピースを少しずつはめていくように、まるでレナードが少しずつ刺青を入れていくように、少しずつ時を遡るごとに事実が見えてくる…
斬新で実験的でありながら、完全に成立している脚本!驚愕の事実!間違いなくクリストファーノーラン監督の傑作にして鬼作!ノーラン兄弟ともに天才だ!

ごちそうさまでした!