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ファントムのslowのレビュー・感想・評価

ファントム(1998年製作の映画)
3.2
実家に里帰りした姉妹……
だが帰った町から
人が消えてしまっていた…

お店や家の食卓を覗いてみると,
調理中で鍋からは湯気が立っている…
さっきまで人がいた痕跡はいくつも見つかるのに
肝心の人間は依然として見つからない…。
まるで人間だけが突然いなくなったかのように
人口400人の小さな町は、
一瞬にしてゴーストタウンと化していた……。

前半は,町の得体の知れない不安と恐怖が描かれていて、
少しカーペンター監督ッぽい不気味な雰囲気が漂い,
とても良い感じ♪
私としてはトイレのシーンもお気に入りだ…w
さっきまで全部開いてたはずの個室のドアが
次にふり返ると,一ヶ所だけ閉まっていたり…w

こんな風に,前半は幽霊を匂わせるムードが
漂っていたのだが……
突然町をゴーストタウンにしたソイツが現れて、
人間の軍隊までがやって来ると、
前半の幽霊ホラーからは一転…‼
物語はSFホラーアクションへと様変わりし…
さっきまで人がいなかった町に
軍隊がゾロゾロと歩き、せっかくあった孤立感が
台無しに……w

犬が出てきた時は「遊星からの物体X」の
オマージュかなと思えた。
人間の監視役には持ってこいですね(゜∇^d)!!笑
しかし不気味だったな…あのワンコロは…w

前半のホラーな雰囲気が好きだったために、
急にガラッと変わった後半のSF展開に
見る意欲が若干薄れました…(;´∀`)笑

まあ逆にSF展開が好きな方でしたら
本作を『待ってました♪』と思えたかもしれません。
その代わり前半部分は耐えねばなりませんが……(^_^;)

私的にはこうゆう,途中からジャンルが様変わりする
映画はあまり好きになれません…f(^_^;
面白い手法とは思うけど、ジャンルが変わると
自分が見たい話とは違うものになるワケだから、
変わるジャンルによっては,見る意欲も失うだろう。

本作はまさにそれでした…(×_×)
唯一変わる展開の映画で満足だったのは
『キャビン』ぐらいかな♪
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