探偵さんたち大集合、な話
弊方コナン愛好者なので語らさせていただきます。世界観とシナリオ自体はコナンシリーズの中でもかなり秀逸な作品なのに、ただただもったいない。アニメシリーズの「集められた探偵」が完全に上位互換になってしまっている。序盤は緊張感ある中物語が始まっていき、ピースが揃い出したとこがピーク、以降はどんどん面白くなっていって、エンディングは何の驚きもなくそのまま終了。そりゃそうじゃ！って結末で全然面白くなかった。ポテンシャルはあるものの、不完全燃焼で終わってしまい、残念でした…
この映画の褒めどころは、キッドや平次の出方がちょうど良いところ。から紅や難破船、拳とかはキャラを生かそうしてシナリオを食ってしまっていたけど、本作ではあくまでシナリオの１部として機能しているので見てて気持ち良い。特にキッドなんかは正体隠してミステリアス醸し出して、美味しいとこだけ掻っ攫っていくのが真骨頂なので、もう大満足です。それにしても登場シーン、音楽含めカッコ良すぎる…あとは小五郎がイケメン。水平線がMVPだけど、本作も超カッコ良い。目暮警部との問答のところぐう有能過ぎますね…警視庁の面々も有能だし、こういうサブキャラが控えめかつ活躍してるのが見たいんですよね。
小五郎が弱気になって、おば様に本音漏らした最高のシーンあったのに、小五郎の推理をないがしろにした部分はいただけなかった(小五郎のおかげで最後のピースができたとか色々やり方あるでしょ…)
