迫る爆破時間！
腕時計型爆弾を
装着されたコナン、
そして仲間たち！
絶体絶命のコナン達に
推理ゲームを強いる犯人
の正体は？その目的とは？
劇場版名探偵コナン10周年記念作！
「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌」
10作目にして原点回帰。推理≒ミステリーを主軸とし、タイムサスペンスを組み込んだ良作にしてオールスター映画(^^)
横浜にあるミラクルランドに併設されたレッドキャッスルホテルへと謎の依頼人に招待された毛利探偵一行。全員に腕時計型フリーパスが渡され、蘭姉ちゃんと灰原、子どもたちはミラクルランドに向う。残されたコナン、毛利のおっちゃんはそこで衝撃の依頼を受ける。ミラクルランドが閉園する10時迄に与えられたヒントから事件の謎を解け、解けない場合は腕に付けられたパスが爆発すると…。
これヒントしかない中、事件の概要すら説明されず、ヒントから得られた場所で得る事実を積み重ねる事で事件の中身を探り、犯人を見つけると言う、まるでパズルの様な推理ゲーム。ヒントが暗号になっていて解読から始まり、本格事件捜査と言う複雑かつ凝った作りです。ある意味原点回帰していて、ミステリーファンには堪らないですよね。
ここに西の高校生名探偵、服部平次が同じく和葉ちゃんを人質に取られ参戦。そしてもう一人の高校生探偵白馬、更に怪盗キッドも暗躍するオールスターモノとなってます。やはり平次がコナンの相棒としてはベストなのかな(^^) 二人のコンビプレーも見事だし。
初めて作品として、怪盗キッドが巧く組み込まれていて、そこは◎ですよ。違和感なく、あぁなるほどと。この使い方は上手い。無理がないし、しかも美味しい(^^) 良いところを常に持ってきますし(笑)
サスペンスとしても見せ方が優れてます。爆弾解除モノはサスペンス作品の基本ですが、タイムサスペンスに足してミラクルランドから出ると爆発すると言う。しかもこれを蘭姉ちゃんと子どもたちには教えたくない。灰原だけが知っていて…ここで哀ちゃんのファインプレーも飛び出しますし…(^^) ランド内と捜査チームが別々に行動するのをカットバックで繋ぎ、サスペンスを次々に繋ぐのもうまくハマってました(^^)
私の様にミステリー好きな方には良いのですが…コナン君のアクロバティックなアクションや活躍はその分、比重がやや下がってますね。その為些か地味になりがち。ミラクルランド外で捜査は展開しますので、地味な謎解きに見えますし。更にコナン君が痛そうなんだよな…。正に大ピンチですから(^^)
今回はゲスト声優さんも豪華。アムロ・レイこと古谷徹さんが後の安室さんと別役で。更に青春の憧れ、ラムこと平野文さんも参戦してます(^^) あぁなんて耳福な…(笑)
地味ながらも、原点回帰を図ったミステリー・サスペンスとして良作だと思います(^^) 因みにコナン劇場版、レンタルでほぼ貸出中。子どもたちが外に出れないですからね…(T_T) 同じ内容ばかりのワイドショー辞めて、コナン君流したほうが子どもたちの頭の体操にもなるので良い気がしますね…(T_T)
