ヒーリン

つばさのヒーリンのレビュー・感想・評価

つばさ(1927年製作の映画)
3.9
ウィリアム・A・ウェルマン監督作品。
1927年のサイレント映画で、第1回アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品です。
田舎育ちのジャックは、隣家のメアリーに愛されていることも知らず、都会から来たシルヴィアに恋をするが、シルヴィアは有力者の息子デヴィッドと恋仲であった。やがて第一次世界大戦が起き、ジャックとデヴィッドは航空兵に志願し、二人はパイロットとして名コンビとなるという、恋と友情の物語です。
サイレント映画、初めて見たのですが、単調な音楽しか流れないので序盤は眠くて仕方なかったのですが、戦争シーンに入ると一変、台詞も効果音もないのに緊迫した空気に入り込んでしまいます。空中戦のシーンや陸上の戦闘シーン、それにパリの酒場でのシャボン玉とか、90年以上前の映画とは思えない撮影技術に感動します。こういう映画もある、という点では一度見てみてもいいかもしれません(サイレントなのでやっぱり人を選ぶと思いますが)。
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