ハリ

セレンディピティのハリのネタバレレビュー・内容・結末

セレンディピティ(2001年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスシーズンにデパートで偶然出会った男女。お互い惹かれ合うが共にパートナーが存在する。だが運命の出会いであればもう一度会えると信じ2人は離れる。

お互いパートナーとの展望が想像できず、何年経ってももう一度会いたいという想いが消えることは無く手懸かりを探す。

出会いは全て運命やサインによって導かれるというテーマの元で物語は進む。動作や行動を全てサインとして捉え、もう一度出逢う為に2人の軌跡を追っていく。

ラストでは2人はお互いパートナーとは別れ、運命に誘われるように初めて親しくなったスケート場で再開。出逢いの場所であるデパートで記念日を祝って終わる。

現状と運命の狭間で揺れる2人とその親友との交流も描かれていて、愛情と友情の熱さも同時に感じ取れた。

このラストにする為の振りや単調な展開が目立ったがそれはそれでコンパクトに纏められた映画といった印象。典型的なエンタメ映画となっているが可もなく不可もなく思った通りに進み、思った通りの話だった。
没入感や感情移入は無かったがテンポ良く進み、単調だが飽きさせない展開で軽く観るには良い映画だと思った。
個人的評価:良作
ハリ

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