運命を信じる2人の話。偶然出会った男女が惹かれ合いながらも、運命ならまた出会えるはず、と連絡先を教えず。その代わり紙幣に書く。巡り巡って戻ってきたら運命。
そりゃ映画なんやから戻ってくるのは分かってんねんけど、うまい。どう考えても結末わかってるのに、うまいこといかん演出が上手くてハラハラ。そしてもどかしい。
ご都合主義ってゆーたらそれでしまい。でもそれが映画やん、と。映画なら、やりすぎくらいが丁度いい。とても素敵な作品。
そして男の友人がまたいいキャラで最高。必死こいて2人で運命を「たぐりよせる」姿は可愛らしくて素晴らしい。
まさに「ありえへん」ストーリーやのに、「惜しいっ!!!」「あーーもどかしい!!」って気持ちにさせる演出がとにかく良くてのめり込んでしまう。
ラストは、じわ〜〜っと涙が。たしかに2人は彼氏彼女もおるし、周りにゴリ迷惑かけまくりやけど、ここまでの熱意があればしゃーない。バカ正直に運命を信じるのも悪くない。
「完全なる偶然」=「運命」
↓
「その運命を信じて必死でたぐりよせる」
完全な偶然で終わってしまわへんのがいいところ。ありえへんけど自然に見える。
しかし、こんなに全てを犠牲にしてまで結ばれたものの、ゆーて話したのは数時間のみ。いざ付き合って別れたらまじわろたやで、といらん心配してもーた。
それは置いといて、心温まる、占い好きの女性にオススメの素敵な作品。冬のニューヨーク綺麗すぎ。
"They only asked one question after a man died, "Did he have passion?"."