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天国と地獄の素数のレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
4.3
すこーし長い気もしなくはないですがかなり引き込まれました、めちゃくちゃおもしろかったです

人間関係、地位、お金、誘拐、刑事、殺人など盛りだくさんでまさに天国と地獄

なんといっても権藤さんのキャラクターが魅力的で犯人が捕まって欲しい!と映画の中の世間の1人となる私、他にも結構いるのでは?
じわじわと犯人に近づいていく過程もおもしろかったです

黒澤映画まだまだ3作目でしたが三船敏郎がほんとに見る度に違う人に見えて、でもそれって凄いことですよね。志村喬と木村功は完璧に覚えました(笑)すぐ分かりました(笑)全然喋らないのにすごい貫禄を醸し出す志村喬さんかなりお気に入りです(笑)

終わり方も凄くて"終"って出た瞬間オォォ!!ってなりました

犯人と権藤さんの対称さが結構野良犬と似たような感じで、一度地獄を見た人間でもその人次第でその先は天国にも地獄にもなりうるなって感じました。堅実に生きます。

あっ、あとダンスしながら真顔で取り引き?してるのが個人的に面白すぎでした(笑)


ここから余談です
天国と地獄って聞くと頭の中で流れ出す曲がありまして今作鑑賞後に3回リピートして聴きました(笑)
調べてみたら曲自体がこの映画と関係してるかは分からないですが、今作を撮影したスタジオでMVを撮影したらしくて謎に感動しました(笑)

そもそも天国と地獄ってゆうタイトルが好きなんですよね〜なんとなく
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