健一

天国と地獄の健一のレビュー・感想・評価

天国と地獄(1963年製作の映画)
5.0
BSでやっていたので 何気なく録画して 何気なく鑑賞。

もうなにこれ!めちゃくちゃめちゃくちゃ面白いんですけど!

黒澤明監督作 人気ランキングでも「蜘蛛巣城」「七人の侍」に次いで第3位の作品。
面白くないわけがない!

2時間半くらいの作品なのだが、終始画面に釘付け!最後の方は立ち上がって観ていた。 長丁場だが、「えっもう終わり?」と思ったくらい。それくらい画面にかじりついていた。

数日前に劇場で鑑賞した作品が、あまりにも酷くて凹んでいたのだが、 はい。 復活しました!

本作はいわゆる "幼児誘拐"もの。丘の上の高級住宅(天国)に住むお金持ちと、ボロアパート(地獄)からその家を見上げる貧しい若き青年とのまさに心理サスペンス。

そこに警察官達も加わり一大攻防戦を繰り広げる。

劇中の設定は真夏で警察官達は汗だく💦になって犯人を追うのだが、実際撮影されたのは真冬の1月だったらしく、役者達は汗💦の代わりに 霧吹きで水をかけて真夏の汗だくシーンを演じたらしい。

なので私も鑑賞中エアコンを切って汗だくになって観よう
と思ったがこの日はそれほど暑くもなくエアコン無しで汗だく💦にもなれず鑑賞した。

興味のある方は 予備知識なしで頭真っさらの状態で鑑賞して欲しい。
"傑作" とはこういう作品のことを言うのだと改めて感じた次第です。
健一

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