緻密な脚本と、莫大な費用をかけた大胆な演出が素晴らしい、黒澤明監督の旧現代のサスペンス映画です!
作品は、前編の室内劇、後編の野外での追走劇とにキッチリ分けられており、その間を結ぶ特急こだまでのシ…
[学生の頃レビューシリーズ]
これほど綿密なサスペンス映画は久しぶりだ!
主人公・権藤の、人質の命を取るか自分の社会の保身を取るかの葛藤は、現実的じゃった。
後半の、警察が犯人を追い詰めていく…
黒澤監督がサスペンスを描く。
ジョージルーカスが絶賛する訳ですね。極上です。映画全体を包摂する緊張感すら心地よく感じます。特に列車の四分半は必見です。
三船敏郎は言わずもがなですが、今回は仲代さ…
格差社会の歪みって、こんな時代から始まってたのか…
ようやく『踊る大走査線』で煙突から出る煙の色で和久さんの居場所を突き止め、青島が「天国と地獄…」とつぶやいたあのシーンの元ネタを見ました。
身代金…
このレビューはネタバレを含みます
あそこまで計画を練って犯行を行った上、ラストの三船と話すシーンではまるで本格的に過去に何か酷いことをされて恨んでいるような感じまでしたのですが、その割に、実際の動機は自分が貧乏で、幸福な三船の家庭を…
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