身代金を要求され、犯人に一方的に弄ばれる前半は、靴メーカー常務(三船敏郎)の葛藤に集中する。室内の会話劇で登場人物が少ないにも関わらず、セリフに連動する体や目線、移動するカメラが、変化する人物の立場…
>>続きを読む犯罪誘拐サスペンスの大名作。黒澤明のダイナミックな演出と昭和を代表する三船敏郎の野太い演技が兼ね合って素晴らしい。
主人公が立たされる窮地は、自分だったらどうする?を考え、また犯人の視点も考えさせら…
前半の捜査はサスペンスとしてかなり面白い。
後半の犯人を泳がせ始めてからの間延びが気になる。
そして犯人の動機にもっと深いメッセージ性が欲しかったが、まぁ誘拐犯の罰に対する批判でもいいのだが、プラス…
俳優陣の立ち位置とかマジで拘ってるのがよく分かるな、権藤邸のシーンとか特に。
しっかし、三船敏郎は時代劇でよく観てきたけど現代の服着ててもこんな渋くてカッコイイんだ。あと若い山崎努の芝居も観れてよか…
すごくすごくすごく面白かったです!!!
前半の権藤邸での密室劇も、こだまでの駆け引きのシーンも、後半の捜査/犯人を追い詰めていくシーンも、画面からひと時も目を離せませんでした。
この映画公開後同じ手…
(C)1963 TOHO CO., LTD.