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ステラ・ダラスのtransfilmのレビュー・感想・評価

ステラ・ダラス(1937年製作の映画)
4.4
ずっと観たいと思ってた映画。
その理由は、バーバラ・スタンウィックがステラ・ダラスを演じているから。

バーバラ・スタンウィックの良さは、オードリーヘップバーンやグレースケリーのようなエレガントさではなく、
観ているうちに、まるでバーバラ・スタンウィックを昔から知っていた女性のように思えるところ。とても親近感が湧くし、自分にとってバーバラスタンウィックは、きっと本当に、映画で観た印象のままの人なんだろうと疑いなく感じられる人です。

バーバラ・スタンウィックが演じたステラ・ダラスは、貧しい労働者階級に生まれたものの、富裕層の男性と結婚して自らも上流階級に入ることを夢見る女性。
その願いはかなうけど、結婚後の生活はステラ・ダラスが望んでいた生活ではない。ありのままの自分でいたいが、周りはそれを認めてくれない。息苦しい上流階級の生活を支えたのは、娘の存在。生きる世界が変わっても、娘への愛情は断ち切れない。ラストシーンは、泣けます。
バーバラ・スタンウィックにピッタリの役だったと思った。

1937年、この時バーバラ・スタンウィックはまだ30代になったばかり。もしタイムマシンが発明されて、この時代に戻ってバーバラ・スタンウィックに出会えたとしたら、感激して泣きそうです。
でも、もう今はバーバラスタンウィックはこの世界にはいない。
クラシック映画で、失われた時代に浸りたい方にお勧めしたい、影の名作映画です。


(。。そして、もしも映画でバーバラ・スタンウィックをこの世に呼び戻すなら - つまり伝記映画を撮るなら - 、ぜひエミリーブラントが良いな。ステラ・ダラス、エミリーブラントならば似合う。・・完璧!)
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