原作の小説を書いた
アメリカ人のカート・ヴォネガットは
第二次世界大戦終盤
捕虜となっていたドレスデンで
無差別爆撃に遭遇しこの作品が生まれたそう。
それがなんとSFで
それが映画になる場合
こんな絶えずバッハが流れる
情緒ある仕上がりになっていることに驚愕。
戦争に焦点が合っているわけでもなく
あくまでもビリーの人生の物語…
他の方のレビューで見た通り
本当に「メッセージ」のようで
時間が交差する浮遊感。
タイトルは
ビリーが捕虜として滞在した「屠殺場5号」。
ビリーが「時間に解き放たれる」、
人生のどの時点にも
行き来できるようになるという
いきさつは分からなかったけれど
この大戦の記憶が引き金だとは思った。
無事に生き延びたものの
いつ何時もこの恐怖に引き戻されてしまう。
やがてそれより過去にも未来にも
浮遊するようになったのかなと思う。
人生に初めも中盤も終わりもない
という達観にまで上り詰めたビリー。
ビリーが宇宙人にさらわれて
トラルファマドール星で展示物として
ガラスのドームに入れられているって
すごい斜めにぶっ飛んだ初老期も
始めの方から
何度も交差して現れているので
すんなり見てしまっているという…
同じドームに入れられた
モンタナっていう微妙にブスな女の子と
「つがう？つがう？？もうつがった？」って何回もトラルファマドール星人に
聞かれてるビリー。
嫁も微妙にブスだったビリー。
でもビリーを演じるマイケル・サックスは
すごくかわいい。
最後の花火のシーン最高に良い。
今日は仕事終わって
ブレードランナーの予習として
オリジナル版を鑑賞。
あとはファイナル・カットを
過去に見ているのみ…
とりあえず大丈夫かな？
そのあとクタクタで
もう寝落ちすると思いきや
BSで本作が始まり、最後まで見てしまった。
それぐらい面白かった。
月〜金にずっと思っている
たまった家事は土日にやろう♪
が全く行われない週末の
最高のスタート(°▽°)
