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夜霧の恋人たちのArispのレビュー・感想・評価

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)
3.5
『大人は判ってくれない』の感受性の強そうな少年が、このような成長を遂げたか。

天然ボケと評せばいいのだろうか、すぐにヘマをやらかしては職を転々としているアントワーヌ青年。ひとつの所に留まっていることができない風来坊ぶりは相変わらずだけど、失敗してもちっともヘコむ様子はない。それが自分の持ち味であることを理解し、積極的にしかし飄々と生活する様は、なんだかとっても楽しそう。
そんでなぜだか、私立探偵のじいちゃんやガールフレンドの両親、美しい人妻に気に入られちゃうってのも、微笑ましくっていい。
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