Otun

影武者のOtunのレビュー・感想・評価

影武者(1980年製作の映画)
4.5
おはようございます。
早朝からレビュー。20年ぶり再観、黒澤明作『影武者』。

怒涛。
大上段、雲龍型。
画面からはみ出して来るほどの熱量。
昨今の日本映画で感じられず、
昨今の韓国映画に感じる種類のそれが、今作には顕著にほとばしっている様に思う。

まるで、シェークスピア劇の様な、普遍性のある豪快で緻密な物語。
そして、それを体現する、名優達による息を飲むほどの、名演。名シーンの数々。

例えば馬を走らせる、という一つのシーンとっても恐ろしいほどのスピード。ど迫力。
出演者はどれほどの訓練をしたんだろ。ちょっとしたハプニングで死ぬくらいのレベルの緊張感で撮影は進んでたんでしょう。
いやはや、黒澤明。
恐るべし、黒澤明。


余談。
仲代さん、もー超絶に最高なんだけど、
でも、やっぱ、勝新バージョンは観てみたかったなー。と言う後の祭り。
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