黒澤監督の騎馬武者を使ったシーン、馬を使ったシーンは、世界に誇れるダイナミックさと、映画!という大きさを感じます。
ただ、悪夢のシーンは黒澤監督のまさに表現したいことの集約で、観ているこちらがなんと苦しいことかと感じる前に疲れてしまいます。
それほどエネルギッシュといえばそうですが、少し押し付けがましく感じてしまいました。
仲代達矢の演技も悲壮すぎて、それに拍車をかけているのかも。
欲を言えば、勝新の影武者が観たかった…。
もし、もしそうであったなら、これは七人の侍にならぶ、大名作になったのではと想像してしまいます。