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リトル・マーメイドのnamのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)
4.3
「第二次黄金期の始まり。ディズニールネサンスの原点作品!」

ウォルトディズニーの死後、低迷していたディズニーアニメを復活に導いたきっかけとしての名作ミュージカル!

1989年の今作から90年代の「美女と野獣」「ライオンキング」「アラジン」などのいわゆる第二次黄金期はここから始まりました。

作品自体はいわゆる人魚姫のおとぎ話がベースなのでシンプルですが、この作品の魅力はなんと言ってもその音楽!アニメーションももちろん素晴らしいのですが、1つのミュージカル作品として素晴らしいのが第二次黄金期の作品の特徴ではないかと思います。

その立役者になっているのが当時ブロードウェイで「リトルショップオブホラーズ」を手がけた作詞ハワード・アシュマンと作曲は"生ける伝説"アラン・メンケンというレジェンド2人の功績が非常に大きいです!

アリエルが人間の世界への憧れを歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」に海の世界の素晴らしさを明るく楽しく歌い上げオスカーでは歌曲賞も受賞した「アンダー・ザ・シー」、その他にも「キス・ザ・ガール」「哀れな人々」さらには劇伴に至るまで一度聞いたら忘れられない名曲揃いです。

さらには「眠れる森の美女」以来のプリンセスシリーズでもありえる人魚姫のアリエルのチャーミングなキャラはディズニーグッズの中でも今でも女の子からは不動の人気ですし、
フランダーやセバスチャンといったキャラクター達もマスコット的に根強い人気もあります。

自分がディズニーが好きになったのも幼少期の多感な時期にこの第二次黄金期の作品を観て育ったのが大きいなと改めて思いますので、そんな偉大なディズニールネサンスの原点作です。

パーク内のマーメイドラグーンシアターには行った事あったり、曲やキャラクターは知ってる人は多くても作品自体は未見の方もいるかもしれませんのでぜひ観て欲しい1作。

個人的にはこの名曲達をブロードウェイ用にさらに追加で曲を書き下ろし、日本では劇団四季で観れるミュージカル版もまた最高なので機会があればせび観て欲しいです。
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