吉田ジャスティスカツヲ

リトル・マーメイドの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)
5.0
私の歳は伏せますが、私はリトルマーメイドの公開よりも前から生きていて、ディズニーと関係ない人魚姫🧜‍♀️の絵本を読んだことがある人間です。

好きではありませんでしたねぇ…
その絵本の残酷な結末から当初は【全然楽しくない、教訓なんて感じない物語】程度に受け留めていました。
母が今作を観に行こうと言った時も、妹たちの興のため、無理に連れてこられた感がありました。

ところが観はじめて数分で私の心は海の中🏖
アンダーザシー🦀アンダーザシー♬
なんてPOPで気楽な世界観w

果たしてこの後に迎える残酷な結末を、妹たちは受け入れることができるのか?
とハラハラしていましたが、物語の邪悪な観念は全てアースラに押し付け、主人公一家に犠牲者は出ないって【勧善懲悪な物語】に置き換えられておりました!

流石の脚本力‼︎





5年に一度見返すと気がつきます。
最近もう一度観まして、私も歳を取ったものだなぁと感じたこと。

この映画は…
【結婚前夜の娘と父親の物語】だと。

トリトンの言動は国王としては変ですが、人として親父としてはとても納得いくものでしょう。