なんも考えないで観れるとか何言ってんだって話だが、これこそ注意深く観るべき作品だ。なんといってもパロディとメタの多さ、大物ミュージシャンや俳優を実名でカメオ出演させるシーン、なにも考えずに楽しめる？一体なんのことを言ってるんだ、気を張らずに楽しめるの間違いだろ。
オースティン、イーブル、バスタード、3人の登場人物が同じ役者とか注意深く観てても全然わからん。超すごい。なんならオースティンは全然タイプじゃないのにイーブルはそこそこタイプなのすごい。
どこを切り取ってもギャグに次ぐギャグ。それもめっちゃ面白くて、なんといってもイーブルとミニミーのラップシーンは最高だった。あとやたら隠語の名前のモブキャララッシュね。
同じコメディでも、セス・マクファーレンの某映画みたいに、グロテスクな表現でバンバン人を殺して笑いを誘うような悪趣味なものじゃなくて、敵対してようが終始ハッピーな雰囲気に包まれてるこの映画の方が俺はずっと好きだね。どちらにせよ親の前で観るには憚られるようくらい下品な映画ではあるのだけど。
次の3作目でおそらくこのシリーズの最終作になるわけだけど、頑張れ！イーブル！！
