映画大好きザウルスくん

マトリックス レボリューションズの映画大好きザウルスくんのレビュー・感想・評価

3.0
☆再鑑賞☆
シリーズ3作目!
今のところの最終話!
ん〜難しいですね。これはどうなんだろう。面白かったのかな?(笑)

回を重ねるごとに1作目にあった『マトリックス』らしさが消えていってる気がしてなんだか寂しい感じでした。僕は「人間としては特別強い訳ではないネオが仮想現実であるマトリックス内では最強」という設定が好きだったし、その設定があるからこそゴリゴリなSF世界観にリアルさを感じることができていたので、その救世主的な力が現実世界にまで及んでしまったのがどうしても納得いきませんでした。『リローデッド』でスミスが現実世界に侵入してきた辺りから不穏な空気はあったので、それが助長された感じですかね。僕のこの感想には『リローデッド』の理解が完璧でないことや、コンピュータ世界の常識がよく分かってないことなど、色々な原因が考えられます。いつか理解できたら印象がガラッと変わるかもしれません。

さて、前2作でも深掘りしてきたアクション面についてです。今回は現実世界と仮想世界に分けて深掘りします。

まずは現実世界について。今作は全体的に前2作であまり描かれていなかった現実世界での戦闘シーンがメインに置かれていました。そのため僕の思う『マトリックス』らしさが少なくなった反面、SF描写が飛躍的に増えたのでSF好きの人にはより好まれる作品になっていたと思います。しかし、個人的にあの戦いは人間の勝ち目が無さすぎて観るのが辛くなってしまいましたね…。

続いて仮想世界、つまりマトリックス内での戦闘シーンについて。こちらは序盤のネオ救出シーンとラストのネオVSスミスの2回が目立ちましたね。ネオ救出シーンは見て分かる通り1作目のモーフィアス救出シーンの焼き直しでした。焼き直しとは言うもののこれこそ僕の思う『マトリックス』らしいアクションなので、もう一度見れて嬉しかったです。それにモーフィアス&トリニティのコンビに加えて、『リローデッド』で存在感を見せつけつつも力を出し切っていなかったセラフも登場。楽しい大混戦を見せてくれました。ラストのネオVSスミスのバトルは完全にスーパーマンでした(笑)。目からビームが出ないだけで完全にスーパーマンです。それに尽きます。『マン・オブ・スティール』は見づらくした『レボリューションズ』ですね。そのくらいスーパーマンです(笑)。

と言うわけで全体的に煮え切らない1作となりました。やはり『マトリックス』3部作の中だと1作目が圧倒的に面白かったと思います。まあ1作目で大きな風呂敷を広げるだけ広げておいて、その回収を任された2作目と3作目がもっと複雑な畳み方をした感じなので仕方がないとは思いますが…。

大学生になって久々に鑑賞し直した本作ですが、やっぱり難しかったですね。前観た時は小学生だったので難しいことにすら気付いていなかったと思います。最近になって『マトリックス4』の製作も決まったので、公開する頃にもう一度復習して今度こそ深く理解できるように頑張ります!