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マトリックス レボリューションズのpasatiempoのレビュー・感想・評価

3.5
 前作からの流れで話しが進む。ネオは昏睡状態(マトリクスと現実の狭間)で、また分かり似にくい空間に飛ばされ、個人的には相変わらずの難解。

 救世主で覚醒し前作の究極選択で今までの救世主と異なり左扉を選択しシステム破壊と人類滅亡を選ぶ。
 これにより機械軍(センティネル)が"ザイオン"に総攻撃してくるタイムリミット・ムービーに。

 ここで、ネオがマシンシティへの交渉の話しと"ザイオン"への攻撃の話しの二分され、今までモーフィアス、トリニティ3人が協力していたのが分かれてしまうのが勿体ないなぁ。

 ある裏切りで盲目になるネオですが、盲目になることで危機が訪れることも無く感じとることが出来るので、盲目にする必要もないのではとも思いましたけども。
 
 「デウス・エクス・マキナ」(イマイチ分からないがキー的な存在)に自らを引換えに攻撃中止を要求し、条件を飲んで交渉成立。約束を守るとは良い奴。
 ここまでのシークエンスでまさかのトリニティの途中退場。時間的にはちょっと早過ぎかな。

 一方、センティネルに攻め込まれながらも防戦する"ザイオン"での戦士たち。本作で最大の見せ場となるのがこのシークエンス。
 センティネルが攻めてくる所から"ザイオン"の防壁を破りに侵入し襲いかかるのに対し、ミフネ船長の指揮の元、素人があの兵器を操作するのは難しいと思うが住民が兵器ローダーを身につけ応戦。
 CGをふんだんに活用し画面全体が戦闘一色。映像は迫力あるがシーンが長いので飽きも来てしまう。
 とにかくミフネ船長が強烈なキャラで印象的。最後まで守り抜く姿は壮絶である意味、感動すら覚えます。
 
 システムとの条件でエージェント・スミスとの対決になるが、上書き能力を身につけて大量の分身コピーはウケる。前作では、分身も戦いに参加しアクションが凄かったが、本作では見学だけでこの辺りは物足りない。
 スミスを倒したことで削除司令でネオが消え、"ザイオン"とマトリックスは救われるが、結局は、人類解放は消化不良のまま完結してしまうのと、ネオとトリニティが亡くなり、以降の展開でどう復帰するのか気になるところ。


視聴環境:字幕、ノーカット
パンフ:保有
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