フィービー・ケイツを愛でるための映画。
19世紀の中東を舞台にした、愛の劇場。
同時期の、ブルック・シールズ主演の
『青い珊瑚礁』(1980)等と比較されるけど、
ヒロインを付け狙う悪モノからの
逃亡劇という要素が加わって、
ユルユルになりがちな物語に
ある程度の張りを持たせている。
…んだけど、やっぱりユルいかな。(笑)
とっとと遠くまで逃げればイイのに、
→水が豊富な場所を発見
→居を構えてのんびりイチャイチャ
→悪モノが追い付いて「Shit!」
→取る物取らずで慌てて脱出
の繰り返し。
フィービー・ケイツの魅力が無ければ、
『戦闘機対戦車』(1973)みたいな、
ただのグダグダな追い掛けっこ。(笑)
ご都合主義な展開が
ラストまでイイ感じで続き、
安心して観て居られます。♪
デイビッドもアレやね、最初は
敬虔なクリスチャン気質だったのにね。
例えば、傍らでチンパンジーのドクが
カッカッカッと自家発電こいたら
「アッチ行け!」とかマジ怒ったり、
医学書の裸体図を指して、
「こんなんあるからアカンのじゃ!」
とキレて破いて燃やして
海に投げ捨てたり。
…でもそのうち、段々開放的になってきて。
サラに拒否され、ブーたれるワケです。(笑)
そんなデイビッドも、愛するサラを
守れる男へと逞しく成長していくのです。
…それにしても、ドクは最高やった。
いわゆる、今作のMVPってヤツね。☆
あ、そうそう、
フィービー・ケイツのヘアは解禁されてるけど、
ウィリー・エイムスの珍子には
ボカシが掛かっているので要注意だぞ。(何が)