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グロリアのskm818のレビュー・感想・評価

グロリア(1980年製作の映画)
4.0
ちょっと2人の関係性の進み方がトートツな気はするが、よかった。これ昔ビデオで見たことあるけど、かなり忘れてるな。
もうちょっとアクション味が強いかと思っていたが、そうでもなかった。追いかけられる話ではあるんだけど、手荒なことはされない。多分グロリアがボスの元彼女で、組織の連中にとっては元姐御のようなものだからなんだと思う。
彼女が庇護して逃げる羽目になったプエルトリカンの男の子フィルはイマイチ可愛くないが、カッコいい笑。これ、大人と子どもなんだけど、保護者と被保護者ではないのな。彼らの主観としては(少なくともフィルの主観としては)相棒なのな。字幕の妙かもしれんが、親兄弟が死んだということ、自分の置かれた立場を受け入れてからは、大人っぽい口をきき、大人っぽい態度をとるのな。一家で逃亡寸前だったからかこどもなのに革靴履いてめかした格好してるのもきいてる。ちゃんとタフな男に見える。6歳だけど。
それにしてもこの手の映画見てていつも思うんだが、ああいう明らかに小学生な子どもが真昼間ひとりで列車に乗ったりタクシーに乗ったりしてても誰も何も言わないのな。それにフィルに関しては誘拐されたというような報道がなされていたはずでは。それなのに警察が出てくる気配もない。すごく気になる。
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