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グロリアのminceのレビュー・感想・評価

グロリア(1980年製作の映画)
4.0
スラムのアパート。ピンハネがバレたギャングの会計士。青ざめながらも自身の命を諦め、居合わせた嫁の親友に息子を託す。世慣れたその女は堅気ではない。預かった命を守る為にまったく容赦はなかった「グロリア」西宮12。顔色も変えずサラッと銃をぶっ放すシーンに唖然、そのカッコよさに呆然。2017年11月20日 1980年作品。2000年代の映画と比較すればスピードはないし血は出ないし煽るようなカメラアクションもない。女がかつて裏社会で生きてきたこともエピソードや暴露シーンも無い。でもジワジワ伝わる緊迫感は家族を殺されて自身も狙われているという事態をなかなか理解できない少年に寄り添っている気もする。少年と年増女(大失礼!)の距離が伸縮する様子とそのもどかしさからラストは大感動。Take a walkはTakin to meに次ぐ名セリフだ。
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