屈指の鬱映画として有名なミスト。
観賞後にはショックのあまりに放心状態に。
ありうるバッドエンド映画、鬱映画の中でもトップに君臨するほどではないだろうか。
主人公、絶対このあと自殺するやん...て思った。
しかし、意外にも評価を高くしたのは、ここまで惹き込まれる映画は他になかったから。
ミストによって突然変異したキモ虫たち、生贄を捧げよと人々の調和を乱すカルトおばさん。
この一本の映画だけで様々な感情が引き出される。自分ってこんなにいろんな感情を持っていたのだなとビックリするほど。
日本だと宗教意識が薄い。しかし映画の舞台はアメリカ。キリスト教とか云々でカルトおばさんも現実味を帯びてくる。混乱の渦の中だったら、人々も冷静ではなくなり狂ってしまうのか...そう感じさせた。
後味の悪さゆえ、人には絶対薦めない。
しかし、こんなに没頭する映画は初めてだった。
観てない人には、ミストは屈指の鬱映画ということを覚悟の上、視聴してもらいたい。