『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』などの傑作を生み出したフランク・ダラボン監督作。
ある日、突如として現れた謎の白い霧に覆われた世界。
スーパーに逃げ込んだ一家が目にしたのはまさに地獄絵図のような光景だった。
迫り来る奇妙な怪物たちに対抗すべく、人々は協力しようとするが、空気は徐々に一変。
神にすがる者、パニックに陥り、逃げ惑う者、脱出を図ろうとする者、様々な思考が飛び交う中、人々は次第に対立していく…
人々が辿るのは、自滅か。救済か。
一家の運命とは?
そして待ち受ける”最悪のラスト”にあなたは耐えられるだろうか…
次々に襲い来る異生物、食糧難、人間同士の対立、様々な極限状態に陥った人間の本性がいかに卑劣で醜く、恐ろしいものなのかを、現実味溢れる不気味な世界観で、秀逸に描いた傑作パニックホラー。
非常に賛否の別れる作品であり、あまりに残酷で思わず目を背けたくなる描写の数々に憂鬱になってしまうかもしれません。
何度も観るにはオススメできませんが、一見の価値はあるかと思いますので、”時間があれば”是非。