も
ぉ
ホ
ン
ト
に
厭
(T▽T)
見るの2回目かな、原作読んでから
観なおしてみた。ITは長過ぎてムリ
だったけど、短編のミストは読めた。
霧の凶悪さは原作通り。キングの写
実的な描写そのままの映像で、おぞ
ましさ追体験。
"力を込める時に膨らむ触手"とか、
"気取ったような足取りで近づいて
くる子犬くらいのクモ"とか。
ぞわぞわぞわ。
.....ッとにさ、ズに乗ったオバンを
放っとくとロクなことしない(苛)。
ドサクサに紛れてガソリンで焼い
ちゃえば良かったのにね。
【もういちど太陽が見られるなら、
どんなことだってするわ】
恐怖の正体は霧の中の怪物でなく、
霧そのものがもたらす閉塞感や、
この先どうなるか見通せない不安。
モヤモヤに苛まれ、視野を狭めら
れた恐怖に耐えられず、浅はかな
正解に飛びつき、どうかしてしま
うかもしれない自分への不信感が
テーマになってる。
そこから導き出される小説の結末
は、とても美しく、深い読後感を
もたらします。
「説明不足や、理解できない部分
を残しておいた方が面白い話になる」
というキングの美学を理解しやす
い物語だった。
一方、この映画版のエンディング。
小説では、主人公が横柄な隣人の
困ってる様をたっぷり見届けてか
ら寛容さを発揮したり、弱気で立
ちすくむ人々をじーっと品定めし
てみたりと、ただの善人でなく人
間的な奥行きを持った男として描
かれてます。
映画版の主人公は、判断力と行動
力を備えたヒロイックな男である
からこそ、あのエンディングを導
き出すことに説得力があるし、観
客のエモーションが増す。
なるほどねって納得した。お見事
な改編ですよね。
ほんと、最悪w。
脚本チェックしたキングが
「執筆中に浮かんでたら私もこう
書いていたよ」って言ったとか。
共感って最大の褒め言葉だし、監
督ダラボンも嬉しかったでしょう。
その、喜び合う作家たちの会合を
想像して、もぅまるっと厭(^^;)
こういうのエンタメにしちゃう、
人でなしっぷりがさ。
もうッ!
気力が削がれるわ~ごはんの味が
しなくなる(X..X;)。
凄まじい映画。