「風がまた丹後の方へ吹くこともあらぁな」
寅さん、年齢を重ねてから観るといいもんですね。所々でハッとなるような台詞もあってさすがというか。「大事なところで理屈を言うんじゃないよ」なんてことを寅さんが言うとすごく面白い。
彼女が自ら風を吹かせて、追いかけてきてくれたのに受け止めてあげることができない。肝心なことは言わない・見せない。エンディングの晴々としたロケーションとは逆に、何事もなかったかのように啖呵売へと戻る寅さんを愛しく思う。
いしだあゆみさんの「得をしないタイプの美人」の雰囲気がいい。んでもってさくらが可愛いったらないよ。
風光明媚な各地を見て、やっぱ日本って国はいいなと思いました。