ノッチ

ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃のノッチのレビュー・感想・評価

2.0
いじめられっ子で引っ込み思案の小学生・三木一郎は、両親が共働きの鍵っ子。

彼の楽しみは、同じアパートに住む「発明おじさん」こと南信平が作った玩具で遊ぶこと。

発明おじさんを真似てガラクタで作った玩具のコンピューターで夢の世界へ向かった一郎は、怪獣島に住むミニラと出逢う。

『ゴジラ』シリーズ第10作目。

いじめられっ子の主人公が強盗団に目をつけられてピンチになったりしながら、空想で怪獣島を旅する話。 

低予算のため前作から比べると、かなりのスケール・ダウン。

オール怪獣とあるが、基本的にはゴジラ、ミニラ、ガバラがメイン。

あとはおまけみたいなもの。

この作品は他の『ゴジラ』作品とは違い、ゴジラ達を始めとする怪獣達は主人公の一郎少年の夢の中の存在と言う、現実に極めて近い世界観になっている珍しい作品です。

『ゴジラ』で、子供向けファンタジー映画を作りました、という映画ですね。

シリーズで色々な『ゴジラ』が作られてるので、1作くらいこういう『ゴジラ』があっても悪くはないかな。

またシリーズの中で予算的な都合で、流用場面が最も多い作品でもあります(主に南海の大決闘、ゴジラの息子、怪獣総進撃からの流用) 。

人間パートはいじめられっ子の日常が描かれているが、いじめっ子の「ガバラ」っていうもの凄いあだ名を何とかしたい。

そして世間では強盗団が逃げているらしいという情報があって…。

主人公が怪獣島に妄想で行くと、いきなりミニラが話しかけてくるのが凄かったです。

ただ、怪獣のチョイスが微妙…。

カマキラス、クモンガ、エビラ、大コンドルって…。

戦闘シーンも過去作の流用で何の面白みもないのが痛かった。
ノッチ

ノッチ