kazu1961

孔雀夫人のkazu1961のレビュー・感想・評価

孔雀夫人(1936年製作の映画)
4.0
▪️JPTitle :「孔雀夫人(1936)」
ORTitle:「Dodsworth」
▪️First Release Year : 1936
▪️JP Release Date : 2009/05/09
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第9回アカデミー賞 美術賞
▪️Appreciation Record : 2022-319 再鑑賞
🕰Running Time : 101分
▪️Director : ウィリアム・ワイラー
▪️Writer : シドニー・ハワード
▪️MusicD : アルフレッド・ニューマン
▪️Cast : ウォルター・ヒューストン、ルース・チャタートン
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 410/1001

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋クライマックスに全て持っていかれましたね!!“これが本当の愛だ!!”と気づいたそのシーンに感動しました。20年連れ添ってきた若い妻演じるルース・チャタートンの憎たらしさ、その分エンディングは爽快でした!!

🖋本作、裕福なアメリカ夫婦の結婚生活が崩壊していくさまを描いた知性派ハリウッド映画の最高峰と言われている作品です。本作の素晴らしさを際立たせているのは、描かれているモラルの複雑さとほろ苦いトーン。ウィリアム・ワイラー監督の初期の作品ですが、人間の本当の“愛とは”を見事に描いた作品です。

🖋しかし、こんな妻がいたら。。。外国で気のゆるみから遊びふけ、浮気までする虚栄の妻に我慢ならない夫の気持ち。 そんな人間のデリケートな本音をウィリアム・ワイラー素晴らしい演出とリアリズムで描き切っています。

🖋 ウォルター・ヒューストン演じる自動車王。アメリカ男の真っすぐさ、けじめ深さをほんとうまく表現しています。女優陣も素晴らしく、ワイラーの演出もさすがですよね!!

😆物語は。。。
ダズワース自動車工場の社長サムは手塩にかけた会社を大手に売却し、妻フランのため欧州一周旅行に出かけます。まだ30代後半の若いフランは派手好みで、船がロンドンに着こうとし、町のサーチライトに興奮するサムを尻目に、船内で知り合った英国紳士のロカートといちゃついたり。ロンドンでは町を歩けないと言い、そのまま二人はパリに向かいました。当地の上流のつきあいにすっかり魅了されたフランは、観光に退屈した夫をさしおいて、そこに居つくことにしますが。。。

▪️Overview (映画. comより)
シンクレア・ルイス作の映画化で、舞台脚色をしたシドニー・ハワードが「人類の戦士」と同じく映画脚色し、「この三人」「お人好しの仙女」のウィリアム・ワイラーが監督したもので、舞台劇でも主演したウォルター・ヒューストンが主役を勤め、「夫の日記」「フリスコ・ジェニー」のルース・チャッタートンが相手役を演じる。「泉」「三銃士(1935)」のポール・ルーカス、「山小屋の一夜」「僕は軍人」のメアリー・アスターが共演するほか、「ローズ・マリイ(1936)」のデイヴィッド・ニーヴン、舞台劇と同役を勤めるグレゴリー・ゲイ及びマリヤ・オースペンスカヤ夫人、「噫初恋」のスプリング・バイントン、映画初出演の舞台俳優ジョン・ペイン、オデット・マーティル及びキャスリン・マーロウ等が助演している。キャメラは「ガルシアの伝令」「リリオム」のルドルフ・マテの担任。
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