星降る夜にあの場所で

イン・アメリカ/三つの小さな願いごとの星降る夜にあの場所でのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

大切だった故人がいつまでも心の中で生き続けていることで守護神的な存在になれば、これ以上幸せなことはない。
しかし、逆にそのせいできちんとした足取りで前に進めない人もいる。
しっかりと地に足をつけて歩んでいくために、二度目のさよならをしなくてはいけない人がいるのだ。
それが出来ずに苦しみ続け、光が差し込む窓を開けるどころか近づくことさえ拒絶してしまう。
差し伸べる手を掴んでみても、気が付くと手放してしまっている…

小学生の時、ラジオから流れてきた歌詞の意味も解らないこの曲に心を揺さぶられた。
中学に入って、直訳を試みたが半分足らずしか理解が出来なかった。
高校に入って、この歌詞の意味を理解して、なんでこんな暗い曲がずっと好きだったのだろうと思った。
ところが、20代のある日を境に何かにつけてこの曲が頭の中を駆け巡る…
いつになったらこの曲から解放されるのだろう…
それとも一生私はこの曲と共に生きてゆかなければならないのだろうか…
自分で決めた生き方なのに、年齢を重ねるごとに揺らぎ幅が大きくなっていく…

It may be rainin',
but there's a rainbow above you
You better let somebody love you (Let somebody love you)
You better let somebody love you
Before it's too late.

イーグルスはこう歌っているけど、
この歌詞に耳を傾けて窓を開けるには、さすがにもう歳を取り過ぎた…☆彡

ありがちな単なる温い映画だと思う人もいるだろう。
しかし私にはとても大切な映画の一つ。
劇中でサラ・ボルジャーが、歌詞の一部を上記した「Desperado」を歌います。
個人的には本家イーグルスより、胸に突き刺さるのがジル・ジョンソンのカバー。
彼女の中でも最高に好きなバージョンがサイレントになってしまっているのでこちらを♪
たまに爆音で聞いてます(´ー`)
https://youtu.be/z2QxKQWGQtY
※サイレントになっていた動画を別の方が再upされていました。
やはりこっちの方が沁みる…
https://www.youtube.com/watch?v=4vdhZZRqt2o