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イン・アメリカ/三つの小さな願いごとのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.6
▪️Title : 「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」
Original Title :「In America」
▪️First Release Year:2002
▪️JP Release Date :2003/12/13
▪️Production Country:アイルランド・イギリス・アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-335 再鑑賞
🕰Running Time:106分
▪️My Review
出逢いがもたらす奇跡を温かく描いた秀作ですね。底辺暮らしの厳しさをリアルに描きながらもその描写は温かく、ユーモアさえ感じることができるそんな作品です。ジム・ジェリダン監督が、2人の娘と脚本を作り上げて、自らのアメリカ移住の実体験を色濃く反映した内容になっています。なんと言ってもクリスティとアリエルの姉妹を演じる実の姉妹の子役の存在感と可愛らしさが抜群で、彼女たちを観ているだけで楽しくなれるそんな作品です。
本作は、アイルランドからニューヨークへ移住した一家の現実と再生の物語であり、監督ジム・シェリダンの半自伝的映画です。トロント国際映画祭やサンダンス映画祭などで上映されました。
物語は。。。
かつて幼い息子を失った悲しみを引きずる若い夫婦ジョニーとサラは、2人の娘を連れアイルランドから夢を抱いてニューヨークへと渡ってきます。一家はボロボロのアパートで新生活をスタートさせますが、そこには厳しい現実が待っていました。俳優を目指すジョニーは、なかなかチャンスに恵まれず、タクシー運転手の仕事に就きます。サラもウェイトレスをして僅かなお金を稼ぎ何とかやりくりする日々。それでも2人の娘は新天地で楽しみを見出していきます。やがて姉妹は同じアパートに住む画家マテオと仲良くなり、そして、この出会いが一家に大きな変化をもたらすのでした。。。
姉妹の純真な心と、黒人マテオの出会いによる奇跡、そして移住してきた夫婦の再生、観終わった後心が温かくなる作品です。

▪️Overview
幼い息子をなくし、悲しみに暮れるジョニーとサラは、2人の娘クリスティとアリエルを連れ、アイルランドからニューヨークへ移り住む。幼い姉妹は、貧しいながらも新天地の生活に楽しみを見出し、同じアパートの住人でアーティストのマテオとの出会いから、家族は再生の道を歩む。「マイ・レフトフット」「父の祈りを」のジム・シェリダンが、実の娘2人と共同で書いた半自伝的物語を映画化。劇中でクリスティとアリエルを演じるサラとエマは、実際の姉妹。(引用:映画.com)

出演は、サマンサ・モートン、パディ・コンシダイン、ジャイモン・フンスー、サラ・ボルジャー、エマ・ボルジャー、キアラン・クローニン。
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