あざらし

エイリアン4のあざらしのレビュー・感想・評価

エイリアン4(1997年製作の映画)
3.4
「ママはいつも、怪物なんていないって言ったわ。本物の怪物はいないって。
…でも、それは嘘。」

国連医療研究用宇宙船 オリガ号が宇宙を航海していました。
乗組員は軍籍者42名に研究員は7名です。
中でも研究室は厳重に管理されていて、そこではリプリーが眠っていました。

リプリーの中には、エイリアンの子どもが生きていて、研究員はそのエイリアンを捕まえるのに成功しました。
エイリアンの母体として、リプリーは管理されていたのです。

リプリーの回復は凄まじく早いのでした。リプリーは遺伝子の掛け合わせでクローンとして作られていたのです。彼女は知識はありますが、凶暴で通常の人間と違っています。

人気のあるシガニー・ウィーパーと人気のあるエイリアンを中心に、シリーズとして人気のあるものを掛け合わせて作られた感じのする回で、ちょうどエイリアンシリーズとしては中弛みを感じる回でした。

しかし、回を追うごとにエイリアンの肢体がはっきりとし、その不気味さが露わになるので、そのデザインを観るだけでも面白いかもしれません。

あんなに闘っていたエイリアンの母体として生まれ変わったリプリー。
狂っている自分の立場に、彼女はどう考え、どう動くのでしょうか。

「どっちにしろ、同じよ。
どうせ、みんな殺される。」
あざらし

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