いろは

ドッグヴィルのいろはのレビュー・感想・評価

ドッグヴィル(2003年製作の映画)
3.3
セットの作りがすごく面白い。スタジオのようなところに擬似的な街を作っているのだけれど、その街というのも、床に白い線で簡素な地図と場所名が書いてあるのと、ほんの少し建物の一部があるだけ(椅子とかベッドとか。ドア等はない)。そんなほぼ何もないところで、役者は演技をする。

内容は…とにかく疲れる。醜悪。グロとかはない、ただまざまざと人間の辟易とするいやらしさ、エゴを見せつけられる。
セットの面白さと、ベタニーとステランが出てなかったら見てなかったかもしれない。それと、ニコール・キッドマンが美しい。贅沢なキャスティングだ。
4年に1回くらいなら見たい。