面白かったけれど、もうしばらく観たくない気もするし、見返したときに自分が同じように感じるのか、また違ったように感じるのか、それを試してみたい気もする。
閉鎖的な空間での、人間の醜さと弱さと傲慢さがこれでもか！っていう位凝縮されていて、それが３時間続いて、その怖さを増幅させるような舞台のような演出方法がさらにしんどくて、でもたぶんこの側面ってきっと誰しも可能性は持っているかもしれなくて、だからただ単に、村人たちに腹立たしい、だけではすまない感情が渦巻いた。
ラストをどう受け止めていいかわからなかった。完全にスッキリ！とは思えないけれど、最後の会話のとおり、慈悲を与えたラストだったらそれはそれで傲慢というか、納得も出来なかったと思う。
わからなさが残る。でもそれが狙いかもしれないな、と思った。
