ゆきむら

50/50 フィフティ・フィフティのゆきむらのレビュー・感想・評価

4.0
明るい闘病映画でした。
不適切かも知れないけど多分一番近い表現だと思う。

27歳の青春楽しいイケイケの時期に
突然ガン宣告された青年。
酒もタバコもハッパもやってない、交通事故がこわいから運転免許すら持ってないのに。
こんなに健康と死の恐怖を意識してる日常なのに。
急な闘病生活に変わる周りの環境、家族、友達、恋人。

タイトルの50/50。素晴らしいネーミング。
最近だと(といってももう使い古されてきてるけど)「死ぬまでにしたい○○〜」とか「〜○○つのこと」的なタイトルからあからさまにお涙ちょうだいしたいのか、
容易に想像できるからつけちゃったのか、
安直なものを良く目にするけど(もちろん好きなのも多いけど)
これはもういいとこチョイスした、ほんとに絶妙なタイトルだと!

トレーラーから見える「生きるも死ぬも50%」ってキーワード。
じゃあそれで何するの?ただ悲観的になってるの?
不安になるだけなの?それじゃあだめでしょ、
不安もあるけど、今まで生きてきた世界が変わるけど、
でも今を生きなきゃ、楽しまなきゃ!
それが全面に伝わってくる素敵な映画。
ただそれもドラッグ、酒、セックスだけじゃない空気のやつ。

悲しいのは嫌いです。
でもこれは違う。
自分が体験してないから言えることなのかもわからないし
無責任かもしれないけど、病魔に侵されたから体験からこそ伝えたい、って言うよりも
今をただ単に息すって、食べて、寝て、仕事してってしちゃってる自分に痛いほど突き刺さる
生きるってこういうことなんだよってすごいストレートに教えてくれた気がする。

ヒーローは(500)日のサマーのジョゼフ・ゴードン=レヴィット。
笑顔が素敵です。ほんとに素敵です。

歳とったな、うるっと来た。

ブルーレイ買う。
2016年5本目(映画館1)