あきらむ

50/50 フィフティ・フィフティのあきらむのレビュー・感想・評価

4.1
女は信用できないし
友人もうざいが
犬は死にかけ
ガンが発覚した仕事が乗りに乗ったラジオ局の男が生存確率50%の手術にいどむはなし。

一番いいところは唯一主人公が心から感情を出すところ。医者に余命を告げられてからなんとなく自分だけ現実から浮いているような雰囲気で、映画の合間ほとんど主人公は目が死んでるんですよ。
犬がてにはいっても友達が励ましてくれても女に裏切られても友人に連れられナンパで引っ掻けた女とやっても……。
ちょっと目を開くのが、癌仲間のじじいと集まってるときと女を完全にふりきったとき。それでもまだ淡々と他人事みたいなんですよ、死ぬのに。実際、自分もそうなのかもしれないと思わせるくらいに。
カウンセラーの女とはお約束のようには行かないが徐々に仲良くなる。ちょっと互いにうつぎみなので、暖かい目で見られるのが良い。