まーしー

トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2のまーしーのレビュー・感想・評価

3.0
ついに吸血鬼に転生したヒロインのベラ(クリステン・スチュワート)。夫であるエドワード(ロバート・パティソン)と、二人の間に生まれた娘レネズミで新しい生活を始める予定だったが、吸血鬼の王族ヴォルトゥーリと対決することに——。シリーズ第5作。

まさに集大成とも言うべき作品。
これまでの恋愛要素は影を潜め、吸血鬼どうしのバトルが中心に。
特殊能力を持った者たちが集結する展開は、まるでアメコミ映画のよう。
白銀の世界を舞台としたバトルは、ファンタジー映画の極致とも言うべき美しさ。同時に、容赦なく首が飛ぶグロさやスリル、迫力をも兼ね備えている。
数多くの人物が登場する戦闘シーンの中でも、ダコタ・ファニング演じるジェーンの存在感はさすがの一言。

そして、迎えたラスト。これまでを振り返る映像が流れる。
女子高生と吸血鬼の恋愛に端を発した本シリーズ。
人間と吸血鬼と人狼という三角関係を経て、落ち着くところに落ち着いたように思う。
様々な困難が待ち受けていたとしても、それを乗り越えようとするエネルギーの源は愛。
時には身勝手にも映る強い愛こそが、探し求めていた「究極の愛」なのかも知れない。

必ず最後に愛は勝つ——。

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さりさりさん、全5作品にお付き合いいただきありがとうございました。
探し求めていた「究極の愛」は見つけられたでしょうか。
時にはイライラすることもあった本シリーズですが、さりさりさんに伴走いただいたおかげで、完走できました。ありがとうござました。