hideharu

矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜のhideharuのレビュー・感想・評価

1.6
2020.3.24 DVDを再見。

何故、自分はこの作品のDVDを手にとってしまったのだろう?
それ以前に誰がこの映画を作ろうと思ったのだろうかと疑問に思ってしまった。自分は里帰り中はテレビをよく見ますし、バラエティ大好きですがとんねるずは好きではないので彼らの番組は見ません。しかしレビューを書く前にチョッと調べてみたらこの「矢島美容室」ってとんねるずの番組で組まれたユニットなんですね。コントの映画化ではなくて音楽ユニットが日本に来る前の設定という架空世界の物語でミュージカル風で歌あり踊りあり、人情ドラマあり、学園モノでもあり、製作者の話では笑って泣ける映画を目指したそうです。

全然笑えませんでしたし、当然泣けもしませんでした。
誰がどうしてこれが受けると思ったのでしょうか?多分、音楽ユニット「矢島美容室」のファンならば映画も楽しみってなるのかも知れませんけど。
「矢島美容室」を知らない自分がこの映画を見たのがイケなかったのかもしれません。手に取るべきではなかったのでしょう。

男優が女装して女性の役をやるというのは西欧ではゲイコメディ映画なんかでもありますからそれほど違和感はないのですが男で巨体で11才(小学生だろ?)設定はいただけない。黒木メイサって子役の頃から出てたんだと思ってたら彼女も撮影当時22才なんですね、それが11才とは。
ユニットありきで映画は後付だからか「ヘアスプレー」や「リトルミスサンシャイン」などのパクリもあります。

映画は面白くもないですがとんねるずの作品ということで彼らのお友達が多数ゲスト出演してますが宮沢りえちゃんと出てますね。本木雅弘はとんねるずと接点あるのかな?彼は画面で見るとカッコいいですけど実際はズングリして雰囲気よくなかったです。

これもついでに調べてみたら製作費は4億円+宣伝広告費、映画館での興行収入は3.4億円ですからコケた部類の映画ですね。黒木メイサの演じる役が「パート2では負けないから!」と言っていましたが約10年経ちますが続編の話ないですね。成仏してください。
hideharu

hideharu