R

エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃のRのレビュー・感想・評価

4.0
4にしてこんな面白い映画になっているとは! 驚き! 冒頭でいかにも80sなロックチューンが流れるので、おや、また今までと違う雰囲気だな、と。まず前回からの生き残りメンバー3人のうち、黒人ボーイがフレディ復活を夢に見る。復活の仕方が、何と、ジェイソンという名のワンコが炎のオシッコを大地に引っ掛け、大地が割れて、骸のフレディに(ヘルレイザーの如く)肉がついてって、早速黒人ボーイがフィニッシュ。お次は白人ボーイが夢の中でウォーターベッドの中にヌードガールを見つけるという素晴らしいシーンが…その後はお察し通り。で、前作の主役だった金髪ガールが夢の中に呼び込んでしまった同級生のアリスが、この度の主人公。アリスは無意識的に友人たちを自分の夢の中に招いてしまって、彼らがフレディに殺される度に悲くしてしょうがないのだが、どういうわけか彼らのアビリティがアリスに付与されていく、というありがたみ。ある日、気づけばアリスはヌンチャクマスターに! 本作までにどうやら映像技術がかなり上がっていたようで、一気にいろんな特殊効果がグレードアップ。フレディの殺戮シーンのバラエティ&インパクトも増幅。個人的なお気に入りシーンを列挙すると、リンゴむきむきwithアイアンクローbyフレディ、空手家忍者が中華風の部屋でsayonara!!!、ロックガールのゴキ化ホイホイトラップdead、あまりにも呆気なきフレディの最期、からのKIDS大暴れ引き裂きブシュー、などなど、ホントにパワフルなシーンばかり。あと、本作はかなり厳密に悪夢というテーマに沿っていて、見てる本人らが気づかず同じ夢リピってるとことか、見ながら最初、あれ?オレ今寝てた? あれ? またおんなじシーン、おかしいぞ、どうなってる? って戸惑ってしまった。気づいたときは、おおっ! ほんで、最後はいつもどおり不吉なエンディングなんだけど、エンドクレジットもロックチューン。一体どんな監督なんだと思って、インタビュー見たら、いかにもロック好きそうなブロンドろん毛ヒゲで、ナルホド。フレディも1作経るごとに、クール度が増していて、シルエットがカッコよくなってる。けど、2以降、これだけはやめてほしいと思ってた金属きききーが本作にはなかった?あれ?あったっけ?あれ?1もあった?忘れた! ま、いーや。ただ、最終、結局それだけ⁈っていう退治法にはビックリした! いい意味で!笑 次はどう楽しませてくれるのか。楽しみ!
R

R