yume3

夜のピクニックのyume3のネタバレレビュー・内容・結末

夜のピクニック(2006年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

『ただ歩いているだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう』

原作の小説が好きなんです。
どうやら舞台化もしているみたい…!


高校の一大イベント、80キロをみんなで歩く。最後の20キロは走りましょう。
だいぶ鬼畜なイベントだけど、実際にやったらしんどいけど楽しいんだろうなぁ。
私の高校は17キロマラソンだったけど、楽しかったもんなぁって思い出してた。


「西脇君とは何もないって」
貴子。融と異母兄弟。ずっとそのことに責任を感じて自分を責めてて。”この歩行大会でね、賭けをしてたの。3年間1度も話さなかった人に話しかける。”叶って良かったね。多部未華子が若かった…。


「甲田は俺のこと、むしろ嫌いだと思うよ」
融。お父さんの浮気相手との間に産まれた子供が貴子。複雑すぎる。
貴子と和解してゴールした後の、笑顔が爽やかで素敵でした◎


「さっきまであそこを歩いていたのに、数分後には向こうを歩いている。時間の後戻りはできないよな。」
忍。台詞一言一言がいちいち深いんじゃ。胸にグサグサくるわ~。
出てきた瞬間、気持ち悪!って思ってたのに見れば見るほどイケメンに見えるのはなんなんだろう…。


「ゴジラが襲ってきたらさ、みんな逃げるのかな、靴履かないで。」
梨香。貫地谷しほりの演技が上手すぎて…素晴らしい女優さんだと改めて思いました◎
天真爛漫で抜けていて放っておけない梨香。可愛かったなぁ~。梨香やりたい。やるなら。


「兄弟なんでしょ?貴子と西脇君って。」
美和子。貴子のお母さんに突然真実を告げられて、そりゃあびっくりするわな。
”こういうときはさ、なんでも話しちゃおうかなって思っちゃうんだ。”
でもあなたの一言で貴子の背中を少し押したんじゃないかなって。


「1年後、貴子の悩みが解決する魔法をかけておいたの。」
杏奈。出てくるのは本当に一瞬。だけど杏奈の話をみんながすることによって、どんな人物なのかが分かる。
魔法ってそういうことね。初めから全部分かっていた杏奈。この物語のリボンを綺麗に結んでくれた感。


「杏奈が好きな男がどんな奴か見たかったんだよね。」
順弥。まだ子役時代の池松壮亮でした…可愛かった幼かった…尊い…。高校生にまじって歩行大会に参加しちゃう。一緒にゴールとか絶対バレるでしょって思うけどね笑


「寝る前にロックを1曲聴こうと思ってたのに気付いたら鳥がチュンチュン鳴いてたんだ…」
高見。最高すぎたこの役。
しっとりとした作品にガツンとインパクトを与えてくれる。柄本佑、流石の演技力だよね…若かった。



恐らく子役時代であろう、加藤諒が出ててびっくりした…。

クラスメイトも本当に個性的なキャラクターばかりで、少ししか出ていなくても印象に残ってる。



わたしはどんなキャラクター?
yume3

yume3