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ALWAYS 三丁目の夕日’64のJINのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)
4.4
1964年、日本にいちばん勢いがあった頃、東京五輪が開催された。そんな東京の下町を描いた『Always三丁目の夕日』の3作目🗼
これはね...泣きました。3作目って飽きないの?と思うかもしれませんが、3作もやったからこその感動があります。みんなが成長しています、見た目も中身も。

そして、親の気持ちというものを痛感させられた。今作のテーマは、親子であり、特に親から見た子供の成長・旅立ちなんだと思えました。
お嫁に行くろくちゃんには、本当の両親のように育ててくれた彼らの愛情深さに、私は涙を押さえられなかった。鈴木オートに来られて、本当によかったね👰
淳之介くんは、夢を諦めきれないでいた。茶川が父親に勘当された件をみて、「親のエゴやん」って少し思ったけれど、淳之介に同じことをしていて、なるほど。あえて突き放すのも子への愛で、いちばん寂しいのも親なんですね。茶川が淳之介に走っていくシーンは、1作目を思い出しますが、今回は背を向けたところに、彼の人間としての大きな成長を感じました。

夕日を眺めるラストシーンも、3作目になるとひとしお。平和の実感と未来への願いが強く強く伝わってくる。次の世代が生きるときも、平和でありますようにという親の気持ち。その積み重ねが今なのですね🌇
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