ナンセンスロケット

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

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【20年近く囚われてきた人生のサガ。】

いよいよシン エヴァも来年度公開ということで、またこれを見る日が来るとは。

わたくしのエヴァの歴史は当時まさに碇くん達と同じ14歳からでして、TV放映から劇場版まで独特なストーリー展開と謎多き計画、闇を抱えたキャラクターに魅入ったものです。

世間的には賛否が分かれるAir/まごころを君に、ほどエヴァを表現してる作品もないと思うまでには。

その中、リビルドが発表されると歓喜に沸き、序は庵野監督らしい壮大なクライマックス、続く破も番人受けするアクションストーリーだったと思います。

しかしその後のQがあからさまに物語をぶち壊しにかかり、世間の期待が高かったせいか庵野監督への批判、そしてメンタル疾患へとなってしまうのです。

その後、時を経てご存知「シン・ゴジラ」で再起は果たした監督、ようやくエヴァ最終話と向き合ったのがもうQ公開が7年も前とはww

エヴァは再生の物語、うまくいけばつまづく、そんな物語だ。

庵野監督がエヴァに囚われたように広く鑑賞している私のような視聴者も、もはや20年近くエヴァに囚われていることになる。

Q自体の感想はいうまでもなく評価などしないが、それでも次作に何かを求めてしまうのはもうサガなのだろうか。。