あんへる

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのあんへるのレビュー・感想・評価

4.0

〈you can (not) redo〉




『僕は君と会うために生まれてきたんだね』



僕は君が何を言っているのかわかんないよ、カヲル君。。




新世界へ放り出されました。
さて、どうしたものか。。

えっと、、、、、なんですか、これ?
あれ?一作見逃した??
「破」のときの予告と内容まったく違うよね…?w

もちろん、公開当時はソッコーで二回観賞しましたよ。
みんなで首をかしげながらねw

あのとき『ミサトさん!!』と叫ぶシンジ君の状況と我々観客の状況はまさにほぼシンクロ率100%でした。

14年って…ヴィレって何だよ!
おい周りの大人達よ、もっとちゃんと説明してやれよ!ってね。

おや?「Q」ってそういうことなのかい??


そんな謎や疑問が今まで以上にフィーバーしてるので、当然様々な考察や解釈が世に溢れる。
そして、色んな考察を見たり考えたりする時間こそがコンテンツとしての楽しみ方の一つになってるのは間違いない。
その点本作はとてもエヴァらしいと言えるのかもしれない。

しかし、難解を極めている分、置いてけぼり感を多くの人が感じたのもまた事実。
本作に批判が集中するのも仕方がないと言えば仕方がない気もする。

まあ何分、現時点で答え合わせが出来ない以上はどうすることもできないし、いい加減なことしか言えない。

ただ、自分は次回作の在り方次第で本作は駄作にも神作にもなる可能性があると思ってる。
何せ完結してないんでね。
保留してる伏線が多すぎる。
8年のお預けは辛すぎる。
これこそ“エヴァの呪縛”ってやつですよ。
シンエヴァを観ない内はきっと永遠に解き放たれないw


何度観ても未だによくわからん部分がほとんどではあるが、だからって嫌いになれないのがニクいところ。
アスカの眼帯とか、改2号機のディテールとか何回見てもやっぱたまんない。

緻密なんですよね。結局。
テキトーに作ってたら、たぶんこんなに惹き込まれない。

まあ兎にも角にも、旧劇からの流れを考えてどんな終止符を打つのか(もしくは打たないのか)、シンエヴァが楽しみ過ぎて眠れない。



もうゼーレのシナリオ通りなんて言わせない。


希望は残っているよ、どんな時にもね。
あんへる

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